AIの動向  

AI大名が勢力を拡大させる傾向をデモプレイで調査しました。部隊単位の内容は小技・裏技集に記載してあります。

初級デモプレイによる兵力の変遷

設定は、歴史イベント:あり、寿命:史実、討死:普通、架空姫出生:なし、姫武将:あり、外交初期状態:史実、難易度:初級で、開始シナリオは1560年です。

表の数字は、最大兵力の順位と数値です。

15601565157015751580
三好1-253502-673801-1318505-1008907-80085
長尾2-247507-355357-559608-701056-87490
今川3-231008-30825
北条4-225001-738202-1290252-1827602-238305
毛利5-217503-534055-896803-1401303-212880
武田6-202505-510306-745956-810759-73980
大友7-184504-513154-1051354-1303204-140955
伊達13-735010-2493010-416259-671558-76275
島津15-705012-217658-474107-803755-101450
織田20-66006-446953-1260351-2006151-272120

実際は1585年まで調査したのですが、表の幅の関係で、1580年までを掲載します。

石高が兵力に直結するシステムのため、石高で優遇されている近畿と関東の勢力が強くなります。織田家はイベントでも優遇されているため、勢力の拡大スピードも早いです。

AIの外交

歴史イベントが発生しない限り、AI大名は外交関係を維持し続けます。1560年開始シナリオの場合、1585年になっても長尾(上杉)家と伊達家は同盟を延長し続けました。今回の場合、浅井が織田を裏切るイベントが発生しなかったことで、織田家と浅井家の婚姻関係は続き、1585年になっても浅井家と朝倉家は残りました。その影響もあってか、本能寺の変などのイベントも発生しなくなりました。

AI同士の外交関係が維持されると分かっていれば、プレイヤーの侵攻計画にも役に立ちます。また、歴史イベントを発生させたり、阻害することで、AI大名同士の外交関係にも関与できます。

開始シナリオによって外交関係が変わることも多いので、プレイヤーがどんな攻略をしたいかで、開始シナリオを選択するのも良いです。

AI勢力の拡大傾向

明らかに地方統一を意識しています。その近くを攻めることもありますが、あまり積極的ではありません。

例えば、四国の河野家ですが、河野家はどことも同盟がないにも関わらず、毛利家も大友家も三好家も無視し続け、最終的に長宗我部が滅ぼしました。その間、毛利家は中国地方を東へ拡大し、織田家と交戦しました。大友家と三好家に関しては、小勢力を滅ぼした後は、ほぼ受け身でした。

北条家は、関東を統一するまでは非常に積極的ですが、その後、蘆名家は攻めませんでした。蘆名家は伊達家と同盟を結んでいるため、最終的に上杉家が蘆名家を滅ぼしました。

初級でも、弱小勢力はすぐに滅ぼされるのですが、弱小勢力がなくなると、膠着状態が発生しやすくなります。1580年までに滅んだ主要な勢力は、初級では今川家だけですが、上級では長尾家も三好家も武田家も大友家も滅びました。

上級デモプレイによる兵力の変遷

難易度を上級にして、その他は同じ条件で調査しました。

15601565157015751580
三好1-253504-4605016-5970
長尾2-247506-30915
今川3-2310014-16755
北条4-225001-812051-2064902-2653302-284080
毛利5-217502-581453-1192753-1777607-44395
武田6-202507-260104-760658-38475
大友7-184505-407257-5586010-16665
伊達13-735010-236706-597605-600006-58560
島津15-705011-216005-602654-1122353-140885
織田20-66003-480552-1461251-2697201-397935
南部21-63008-256808-497406-589955-66930

一目で気づく通り、上級では大勢力でも淘汰されます。それも、織田家に吸収される形で滅ぶことがほとんどです。本能寺の変までに、西は中国のほぼ全土と四国全土、東は東北の一部と関東の一部にまで織田家の勢力が広がりました。織田家にどう対応するかが、上級のポイントといっても過言ではありません。

北条家の勢力範囲は初級とほぼ同じでしたが、兵力が3割前後多いです。難易度によって内政も影響を受けているのかも知れません。

難易度上級のAI

とにかく好戦的で、例えば織田家なら、1570年には置塩城から魚津城までの広範囲(足利家の1城以外)を支配し、1575年には四国を吸収し武田領も削り始めました。その他の勢力も、大規模勢力同士でも膠着状態にはならず、削り合いをしました。

表の数値からも分かる通り、拡大する勢力は急激に拡大し、滅びる時は一瞬です。石高の高い近畿や関東が有利で、北陸や甲信は名将でも滅びました。

好戦的と言っても、攻めやすい地域の傾向はあるようです。毛利家なら中国地方統一を目指して河野家を無視し、大友家も四国を無視し続けました。

今回は本能寺の変が発生したのですが、近畿は設定通りの分割で、中国は羽柴家、北陸・飛騨・東北が柴田家、東海・甲信・関東・四国が織田家になりました。1582年以前のシナリオで本能寺の変を迎える場合は、あらかじめ後継者を決めておき、引き継がれる土地を優先的に攻めとっておくと良いです。

大名とAIレベル

例えば北条家の場合、関東統一までは勢いが良いのですが、その後、動きが鈍くなります。上級でも同じ結果になったので、時期的に考えて、北条氏康だと好戦的で、北条氏政だと消極的なのかも知れません。

[登録武将編集]を見ると、武将個人に[AIレベル]が設定されていることが分かります。北条氏政の例を考えても、この[AIレベル]が大名の攻略に影響していると推測できます。

この推測が正しければ、兵力の割に大友家や三好家が大人しいのも、大名の[AIレベル]の差と考えれば納得できます。史実武将のデータを確認できないので、あくまでも推測です。

プレイヤーに対する敵AI

初級でも上級でも、大友家や毛利家は四国に攻めなかったのですが、プレイヤーが上級で長宗我部をプレイすると、大友家も毛利家も激しく攻めて来ます。その他の大名で開始した時も、上級ではプレイヤーに対して好戦的になる傾向があります。

難易度は好戦度にも影響しているのでしょうが、どちらかというと、プレイヤーの嫌われ度に強く影響している印象があります。これは、新生に限らず、過去のコーエー作品とも共通していることです。

AI大名は同盟を延長すると書きましたが、プレイヤー勢力に対しては、勢力拡大と共に同盟延長が難しくなります。

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