兵糧不足対策  

パワーアップキットの変更点

腰兵糧のシステム自体は無印版と同じですが、腰兵糧を増やす手段がいくつか追加されました。

最も大きな変化は、任意の城を補給拠点に設定することで、行軍中にその城で腰兵糧を補給できるようになりました。その他では、腰兵糧の上限を増やす名所や家宰が追加されました。

腰兵糧のシステム

出陣すると、兵士は城の兵糧を腰兵糧として携帯します。出陣後は補給できませんので、城から遠征できる範囲や期間がおのずと制限されます。これが過去の信長の野望シリーズとの大きな違いです。

細かなことですが、腰兵糧は兵士1人1人が所有している設定です。軍団として所有している訳ではありませんので、戦闘で兵士が減っても、腰兵糧の日数は増えません。

兵糧消費

兵糧消費は、兵力と同じ兵糧で120日分です。3000の兵が120日間遠征するなら、兵糧3000が必要です。

腰兵糧の日数を上げた場合、持ち出す兵糧は同じで、腰兵糧の日数が上がります。分かりやすく例えると、兵士がたくさんの兵糧を運ぶのではなく、御粥にして少しずつ食べているのです。

兵糧上限

兵力と兵糧の備蓄量には上限があるのですが、通常、兵力+500が兵糧の上限です。

兵糧が減ってから回復を待つより、多めに蓄えた方が兵糧が安定します。兵糧上限を上げるのは、城下施設の[米問屋]です。

圧倒的な米問屋の兵糧収入

詳細は内政攻略に記載してありますが、兵糧収入に関しては[米問屋]が圧倒的に優秀です。兵士よりも兵糧が不足するのが新生のゲームバランスなのですが、[米問屋]があれば、兵士と兵糧のバランスも良くなります。

[米問屋]が優秀と言っても、[米問屋]の建設・増築条件に石高があるため、結局は[灌漑水路]も必要になります。城下施設に[灌漑水路]と[米問屋]を建設すれば、兵糧がかなり安定しますし、災害も回避できます。

本拠の兵糧は商人に売却できますので、[米問屋]の兵糧収入なら[商人町]に近い金銭収入になります。本拠に[米問屋]は必須です。

兵糧庫

郡に[兵糧庫]があると、そこを行軍中の味方の兵糧消費が半減します。敵との国境まで20日間かかるなら、10日分の兵糧消費を削減できることになります。

勢力が広がるほど効果が増すのですが、自勢力の領内に[兵糧庫]を張り巡らせるのが大変です。[兵糧庫]は郡開発のため、プレイヤーの操作で建設できるのは本拠のみです。

本拠以外に建設したい場合、次の方法を利用します。

城下方針で進軍

政策の[制度改新]を発令すると、城主に開発方針を指示できるようになるのですが、ここで[進軍]を指示するのが重要です。[進軍]を設定するには、城知略が70以上必要です。

[進軍]では、[城下施設]に[荷駄詰所] [米問屋] [灌漑水路]を作り、郡の[開発用地]に[兵糧庫]を優先的に建設します。本拠以外の土地で[兵糧庫]の建設を指示できるのは、これが唯一です。

城下施設も[進軍]の内容で問題ないのですが、[商人町]や[厩舎]などが欲しい場合は、大名が直接建設するのも良いですし、[兵糧庫]の建設が終わってから開発方針を変更するのも良いです。

前線の城で待機

部隊は腰兵糧を消費しますが、自勢力の城の上にいる間は、出陣元の兵糧を消費します。

防衛戦なら、味方の城の上で待機させておくことで、長期間出兵できます。兵の減りにくい特性を持つ本多忠勝なら、ずっと守り続けることも可能です。

積極的に合戦

全国マップ上で大名部隊が接敵すると、[合戦]で勝負できます。[合戦]中は時間が経過しませんので、兵を削り合う期間の兵糧消費を抑えられます。[威風]が発生して城や郡が寝返れば、占領や包囲にかかる日数分の兵糧消費も節約できます。

序盤から利用できて、お金もかからないため、とにかく積極的に[合戦]で戦うと良いです。兵力の観点で評価しても、[合戦]はプレイヤー側に有利です。

城攻め

攻城戦には、[包囲]と[強攻]があります。[包囲]は、兵士の損害が少なく、兵糧消費が多いです。[強攻]はその逆です。

どちらが良いかは状況によりますが、現在の兵糧が危ない場合は[強攻]が良いです。兵糧が十分にある場合は、[包囲]で兵力を温存して、連戦するのも良いです。連戦も、兵糧の節約に繋がります。

臨戦状態で遠征

[攻略目標]を設定すると、出陣前に軍備を開始し、臨戦状態になります。臨戦状態になると、能力が上がり、腰兵糧の上限も上がります。

近場の戦争はタイミングが重要ですので、[攻略目標]を使うまでもないのですが、遠征の際は使っておくのも良いです。能力と腰兵糧が増えるので、連戦しやすくなります。

その他の攻略情報