兵糧は、城毎に保有します。金銭は、軍団単位で保有します。軍団長を指名すると、そこの金銭収入はその軍団のものになりますが、一部が上納金として大名に入って来ます。
金銭収入 = (城政務+50) × 商業 ÷ 1000
城政務と商業が高い城ほど金銭収入が上がります。商業が2倍なら、金銭収入も2倍です。城政務+50がベースの値になりますので、商業に特化させるなら、その城に政務が得意な城主を任命しておくと良いです。
具体的には、城政務50では商人町Lv1が毎月100の金銭収入なのに対し、城政務70では商人町Lv1が毎月120の金銭収入です。
兵糧収入 = (城政務÷2+75) × 石高 ÷ 1000
商業の場合と比較すると、城政務の影響が半分に減り、加算分が増えています。これは、政務が低い城主でも、最低限の兵と兵糧を確保できるように調整した結果でしょう。
具体的には、城政務50では灌漑水路Lv1が毎月30の兵糧収入なのに対し、城政務70では灌漑水路Lv1が毎月33の兵糧収入です。
郡石高 × 1.2
郡の[農村]と[市]を全て掌握すると、その郡の石高が1.2倍になります。[入会地]などの効果も含めた後で1.2倍ですし、石高が増えたことで兵力も増えます。
城主のいる城部分には城下施設の効果も加わるのですが、その効果も含めて1.2倍です。例えば、農村3つでも、[灌漑水路]Lv1と[灌漑整備]Lv1があれば、石高1050で、それの1.2倍で石高1260になります。
金銭収入 × 0.15
大名や軍団長には統治範囲があり、統治範囲外は金銭収入が15%に激減します。
しかし、兵糧や兵は減りませんし、出陣もできますので、最初から石高に特化させておけば、大きな問題はありません。
施設 | 費用 | 商業 | 月収入 | 投資費回収 |
---|---|---|---|---|
市 | 100 | 100 | 12 | 8.3か月 |
三斎市(市x1) | 800 | 50 | 6 | 133.3か月 |
三斎市(市x2) | 800 | 100 | 12 | 66.7か月 |
三斎市(市x3) | 800 | 150 | 18 | 44.4か月 |
三斎市(市x4) | 800 | 200 | 24 | 33.3か月 |
三斎市(市x5) | 800 | 250 | 30 | 26.7か月 |
商人町Lv1 | 1000 | 1000 | 120 | 8.3か月 |
商人町Lv2 | 2000 | 500 | 60 | 33.3か月 |
商人町Lv3 | 3000 | 500 | 60 | 50.0か月 |
鋳造所 | 1500 | 5000 | 600 | 2.5か月 |
城政務70の場合で計算しました。商人町Lv2やLv3は、増築費用と上昇分の数値です。
[市]と[商人町]は、完成後9か月目から利益が出るのに対し、[三斎市]は、[市]の多い郡でも2年以上かかります。そして、[商人町]の増築は、さらに時間がかかります。
[三斎市]は、郡開発が進んでから実行すれば十分です。[商人町]は、そもそも増築しないか、城主任せで十分です。
鋳造所の建築条件
・上位集落の金山町か銀山町のある城
・その城の城下施設に1棟のみ
・城主への城下方針では建てない
[鋳造所]は、建築条件が厳しいですし、建築数も限定されますが、それだけ桁違いの高収入です。[金山町]か[銀山町]があったら、集中的に内政し、少しでも早く建築しましょう。
政策 | 費用 | 商業 | 月損益 |
---|---|---|---|
楽市楽座Lv1(商人町x1) | 300 | 250 | -270 |
楽市楽座Lv1(商人町x10) | 300 | 2500 | 0 |
楽市楽座Lv2(商人町x1) | 600 | 400 | -552 |
楽市楽座Lv2(商人町x13) | 600 | 5200 | 24 |
楽市楽座Lv3(商人町x1) | 2400 | 600 | -2328 |
楽市楽座Lv3(商人町x34) | 2400 | 20400 | 48 |
城政務70の場合で計算しました。[楽市楽座]Lv1は、[商人町]が11棟以上あって、ようやく利益の方が大きくなります。[楽市楽座]Lv2は13棟、[楽市楽座]Lv3は34棟目から利益が出ます。
施設と違って毎月経費がかかるため、利益を出すのが大変です。現状では、金銭を増やすための政策ではなく、家宝を買うための政策です。
よくある勘違いですが、政策は準備段階から金銭を消費し、準備が完了してから効果が発動します。例えば、[楽市楽座]Lv1が発動して金銭収入が200増えても、実際は300消費した状態から200増えただけなので、毎月100ずつ損をしています。
城下施設と政策 | 騎馬Lv | 月損益 |
---|---|---|
(厩舎 × 2) × 城3 | +2 | 0 |
(厩舎 + 楽市楽座Lv1) × 城3 + 馬術指南Lv1 | +2 | +60 |
(厩舎 × 3) × 城8 | +3 | 0 |
(厩舎 × 2 + 楽市楽座Lv1) × 城8 + 馬術指南Lv1 | +3 | +660 |
(厩舎 + 楽市楽座Lv1 × 2) × 城8 + 馬術指南Lv2 | +3 | -80 |
[楽市楽座]で収入を増やして[馬術指南]を発令するのと、[楽市楽座]のスペースに[厩舎]を建て増しするのと、どちらが得か計算しました。[楽市楽座]の収入は、城政務70の場合です。
[馬術指南]Lv1は、[楽市楽座]Lv1が3つあれば元が取れます。[厩舎]のある城が3つ以上あれば、[厩舎]をさらに増やすより[馬術指南]Lv1を発令した方が得です。
[馬術指南]Lv2は維持費が高く、[楽市楽座]Lv1が2つある城が9つ以上あって、ようやく元が取れます。騎馬Lvを上げるだけなら、[厩舎]を増やした方が得です。[馬術指南]Lv2は、[馬牧場]のない城に[厩舎]を建てる効果がメインです。
今回は[楽市楽座]を基準に計算しましたが、金銭収入が高くて城下施設の枠が少ない東北地域や甲信地方なら、[厩舎]を増やすより政策の[馬術指南]Lv2の方がおすすめです。
施設 | 費用 | 石高 | 兵糧 | 兵 |
---|---|---|---|---|
農村 | 100 | 100 | 11 | 150 |
入会地(農村x1) | 800 | 50 | 5.5 | 75 |
入会地(農村x2) | 800 | 100 | 11 | 150 |
入会地(農村x3) | 800 | 150 | 16.5 | 225 |
入会地(農村x4) | 800 | 200 | 22 | 300 |
入会地(農村x5) | 800 | 250 | 27.5 | 375 |
灌漑水路Lv1 | 1000 | 300 | 33 | 450 |
灌漑水路Lv2 | 2000 | 150 | 16.5 | 225 |
灌漑水路Lv3 | 3000 | 150 | 16.5 | 225 |
練兵場Lv1 | 1000 | 900 | ||
練兵場Lv2 | 2000 | 450 | ||
練兵場Lv3 | 3000 | 450 | ||
米問屋Lv1 | 3000 | 200 | ||
米問屋Lv2 | 5000 | 200 | ||
米問屋Lv3 | 8000 | 400 |
城政務70の場合で計算しました。[灌漑水路]Lv2やLv3は、増築費用と上昇分の数値です。
[農村]や[入会地]の数値は商業と同じなので、[城下施設]について考察します。[灌漑水路]2棟より[練兵場]と[米問屋]を1棟ずつの方が兵糧収入が良いのですが、[練兵場]や[米問屋]の建設・増築条件に石高があるため、結局は[灌漑水路]が必要です。[灌漑水路]に特化させれば、政策の[灌漑整備]の効果を最大限に得られるため、より効率的です。
ただ、兵糧収入だけなら[米問屋]が圧倒的に高いです。基本的に[灌漑水路]を作り、本拠には[米問屋]を追加するのも良いです。
腰兵糧日数を上げても、持ち出す兵糧の量は同じです。つまり、兵糧消費がゆっくりになります。兵士6000で120日間遠征した場合の兵糧消費を計算しました。
施設 | 腰兵糧日数 | 120日後の兵糧 |
---|---|---|
なし | 120 | -6000 |
米問屋Lv1x1 | 120 | -5200 |
荷駄詰所Lv1x1 | 135 | -5333 |
荷駄詰所Lv1x2 | 150 | -4800 |
荷駄詰所Lv1x3 | 165 | -4364 |
荷駄詰所Lv1x4 | 180 | -4000 |
兵糧庫 | 120 | -3000 |
腰兵糧の日数は加算なので、最初は兵糧消費の面でも優秀で、徐々に効果が薄くなります。[荷駄詰所]Lv1が1つの時なら、[米問屋]に近い効果です。
前線の城のある郡は、防衛戦で味方部隊が待機することも多いので、[兵糧庫]の効果が大きいです。
政策の[海上輸送]は、[全郡の兵糧収入]が増える効果なのですが、検証したところ、[大農村]の効果も含まれていますし、[灌漑水路]や[灌漑整備]の効果も含まれています。石高に依存しない[米問屋]の効果は含まれていませんでした。
例えば、城の兵糧収入が400なら、[海上輸送]Lv1で兵糧が40増える計算です。[海上輸送]Lv1で毎月300の金銭を消費しますので、この規模の城が8つ以上あったら、発令した方がお得です。
ただ、[海上輸送]では兵士も兵糧上限も増えませんので、現実的には[灌漑水路]と[灌漑整備]と[米問屋]を組み合わせた方が効果的です。
[市]と[農村]の収入がほぼ同じなので、金銭と兵糧の価値もほぼ同じと考えると、[取引]の兵糧購入も兵糧売却もどちらも大損です。はっきり言って、ぼったくり価格です。
ただ、[米問屋]は、[取引]でぼったくられても十分な金銭収入になるほど兵糧収入が高いです。[米問屋]Lv3の兵糧収入が800で、これを[取引]で売ると金銭320です。[商人町]Lv4が金銭300、[商人町]Lv5が金銭360くらいですので、本拠だけなら[米問屋]で[商人町]の代わりになります。
領主(代官)は、与えられた郡の[農村] [市] [開発用地]のどれか1つを開発します。身分の部将以上の城主には複数の郡を任せることができるのですが、その場合も郡毎にどれか1を開発します。3つの郡を任せた場合なら、1人で3つ同時に開発できます。
つまり、武将数が少ない時期は、身分の高い城主に複数の郡を任せて、人員が足りない城の領主を増やした方が効率的です。
[制度改新]の[城下方針]コマンドを利用した場合、城主が[農村] [市] [開発用地] [城下施設]のどれか1つを開発します。城主に複数の郡を任せた場合、[城下施設]を建設中であっても、他の郡の開発は同時に行います。
つまり、[城下方針]コマンドを早めに利用しても、開発内容が分散するだけです。[上位集落]の解放が遅くなりますし、郡完全開発による1.2倍効果も遅くなります。[制度改新]は、あくまでも領主や城主の入替が主目的です。
施設 | 費用 | 商業 | 月収入 | 投資費回収 |
---|---|---|---|---|
領内諸策(市x1) | 1000 | 100 | 12 | 83.3か月 |
領内諸策(市x2) | 1000 | 200 | 24 | 41.7か月 |
領内諸策(市x3) | 1000 | 300 | 36 | 27.8か月 |
本拠以外の城でも、[領内諸策]を使って郡開発できますが、政務が高くても金銭1000で市3つです。本拠で郡開発した時と比べれば割高ですが、他と比べるとそこまで高くはありません。労力消費1というメリットもあります。
金銭と労力が余っているとか、領主が足りないとか、急いで上位集落を解放したいなど、特別な理由がある場合は選択肢としてアリです。
ちなみに、農村の方は金銭2000なので論外です。プレイヤーの操作で市を開発し尽くせば、AIに農村を開発させることができます。