PK版の騎馬と鉄砲のダメージは、無印版と異なります。ちょっとしたバランス調整ではなく、仕様自体が異なります。
このページでは、騎馬ダメージの検証と、そこから導き出された結論をご紹介します。
パワーアップキットの検証をご紹介する前に、復習として無印版の仕様をご紹介します。
騎馬 | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv4 | Lv5 | Lv6 | Lv7 | Lv8 | Lv9 | Lv10 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
兵1000 | 25 | 50 | 75 | 100 | 250 | 275 | 300 | 325 | 350 | 500 |
兵3000以上 | 75 | 150 | 225 | 300 | 750 | 825 | 900 | 975 | 1050 | 1500 |
Lvが1上がる毎にダメージが75上がり、Lv5とLv10で大きく上がります。兵力3000以上ならこのダメージで、兵力3000未満の場合は兵力の比率でダメージも下がります。
ダメージに影響するのは騎馬や鉄砲のレベルだけで、部隊の能力は影響しませんし、兵力も3000で頭打ちになります。
全ての検証に目を通すのも大変でしょうから、最初に結論をまとめました。騎馬で検証しましたが、鉄砲も同じはずです。
騎馬ダメージに影響するもの
・騎馬LV
・攻撃側兵力
・守備側兵力
・攻撃側武勇
・守備側統率
・家宰の騎兵強化
味方の部隊能力全70、味方の兵力3000、敵の部隊能力全70、敵の兵力3000、政策・家宰・特性が双方ない状態で、味方の騎馬ダメージを検証しました。
数値を確認したのは、全国マップでの戦闘です。騎馬が発動する直前でセーブし、そこから編集機能を使って武将や部隊の数値を変化させました。
騎馬 | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv4 | Lv5 | Lv6 | Lv7 | Lv8 | Lv9 | Lv10 |
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兵3000 | 82 | 102 | 141 | 180 | 234 | 273 | 312 | 351 | 391 | 429 |
上昇量 | 20 | 39 | 39 | 54 | 39 | 39 | 39 | 40 | 38 |
騎馬Lv1で大きく上がり、Lv3からは39ずつ上がります。無印版ではLv5で大きく上がったのですが、PK版では少し多い程度です。この条件下では、無印版と比較して大幅な弱体化です。
騎馬LV10で少ししか上がっていないのですが、PKの公式Webマニュアルには騎馬Lv10でも大きく威力が上がると書かれていますので、設定ミスか不具合の可能性もあります。
Lv1の上昇量が意外と大きいので、固有政策の[甲州法度次第]や[雑賀惣掟]はLv1でも十分に効果を期待できます。逆に、中途半端な戦略で家宰の[騎馬教練]や[鉄砲教練]を利用すると、かえって弱くなる場合があります。
騎馬 | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv4 | Lv5 | Lv6 | Lv7 | Lv8 | Lv9 | Lv10 |
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兵1000 | 67 | 87 | 117 | 146 | 187 | 217 | 247 | 277 | 307 | 347 |
兵3000 | 82 | 102 | 141 | 180 | 234 | 273 | 312 | 351 | 391 | 429 |
兵5000 | 97 | 128 | 171 | 214 | 273 | 316 | 359 | 402 | 446 | 504 |
兵10000 | 140 | 193 | 252 | 312 | 393 | 453 | 513 | 573 | 633 | 714 |
兵20000 | 210 | 221 | 315 | 408 | 534 | 627 | 720 | 813 | 906 | 1033 |
無印版では、兵士数3000で騎馬ダメージが頭打ちになったのですが、PK版では、兵士が増えるほど騎馬ダメージも上がります。
騎馬Lv1の場合、基本ダメージが60で、そこから兵1000につき7ダメージくらい加算されるようです。
兵1000・騎馬Lv1程度ならPK版の方が強いのですが、そこから兵や騎馬LVを上げても、無印版の威力にはなかなか届きません。
兵士数 | 1000 | 2000 | 3000 | 5000 | 10000 | 15000 | 20000 |
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騎馬Lv1 | 67 | 75 | 82 | 97 | 135 | 172 | 210 |
意外な事に、敵兵が多いほど騎馬ダメージが上がります。RPGで例えると、貫通攻撃や範囲攻撃で敵を巻き込んでいるイメージなのでしょうか。
敵兵の影響は、味方兵の影響とほぼ同じ数値です。ちなみに、味方20000で敵20000に騎馬Lv1が発生した場合、ダメージは337です。
騎馬や鉄砲に特化させた部隊がいたら、兵の多い敵部隊にぶつけましょう。
敵味方の部隊能力を変化させて、騎馬Lv1ダメージを確認したところ、味方の武勇と敵の統率で騎馬ダメージが変化しました。さらに詳細を調べたのか下表です。
味方武勇 | 20 | 30 | 40 | 50 | 60 | 70 | 80 | 90 | 100 |
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敵統率20 | 176 | 182 | 187 | 193 | 198 | 203 | 209 | 214 | 220 |
敵統率30 | 149 | 155 | 160 | 166 | 171 | 176 | 182 | 187 | 193 |
敵統率40 | 122 | 128 | 133 | 139 | 144 | 149 | 155 | 160 | 166 |
敵統率50 | 96 | 101 | 106 | 112 | 117 | 122 | 128 | 133 | 139 |
敵統率60 | 82 | 82 | 82 | 85 | 90 | 96 | 101 | 106 | 112 |
敵統率70 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 | 85 |
敵統率80 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 |
敵統率90 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 |
敵統率100 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 | 82 |
攻撃側の武勇より、守備側の統率の影響が非常に大きいです。守備側の統率が10上がったら、攻撃側の武勇が50上がらないと同じ騎馬ダメージを出せません。そして、守備側が統率70に達すると、攻撃側の武勇がかなり高くても、ほぼ基本ダメージしか与えることができません。
そのため、城主を選ぶ際も、統率70が目安になります。多少武勇が高くても、統率が70なかったら敵の騎馬や鉄砲に対抗できません。家宝や二つ名も、統率70を目標に与えるのも良いと思います。
二つ名 | なし | 戦闘Lv4 | 調略Lv4 |
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騎馬Lv1 | 82 | 82 | 82 |
二つ名を付けても、能力上昇効果以外は騎馬ダメージに影響しません。発生間隔に影響している可能性は否定できませんが、それの調査はしていません。
特性 | なし | 攻勢 | 血気 | 越後の龍 |
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騎馬Lv1 | 82 | 82 | 82 | 82 |
上記の特性があっても、騎馬ダメージは上がりませんでした。全ての特性を調べた訳ではありませんが、これらにないのなら、他にあったとしても不具合で修正されることでしょう。
特性 | 馬術 | 竜騎兵 | 騎馬大将 |
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騎馬Lv1 | 110 | 110 | 110 |
[騎兵強化・優]を付けても、騎馬ダメージ2倍にはなっていませんし、騎馬関連の特性がないと、騎馬自体が発生しませんでした。
全国マップでの戦闘という条件下だからかも知れませんが、発生頻度という形で効果が反映された可能性も否定できません。もちろん、不具合の可能性もあります。
シナリオ | 馬術 | 騎馬大将 | 砲術 | 遠当て | 竜騎兵 |
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1546年 | 24 | 2 | 21 | 2 | 2 |
1553年 | 29 | 2 | 24 | 4 | 3 |
1560年 | 34 | 2 | 30 | 5 | 3 |
1570年 | 28 | 3 | 34 | 5 | 6 |
1582年 | 20 | 2 | 37 | 5 | 9 |
1600年 | 13 | 0 | 30 | 3 | 8 |
1614年 | 13 | 0 | 21 | 1 | 4 |
群雄繚乱 | 57 | 4 | 65 | 6 | 12 |
騎馬LVや鉄砲LVを上げる特性は、それほど所有者が多くありません。騎馬関連は1560年シナリオが最も多いのですが、馬術・騎馬大将・竜騎兵を合わせても39人です。鉄砲関連は1582年シナリオが最も多く、砲術・遠当て・竜騎兵を合わせて51人です。
城は全国に206ありますので、城4つか5つに1人しか配備できないことになります。